看護師が有料老人ホームで働く現状

超高齢社会が進み有料老人ホームが増えてきたことで、看護師の求人も増加しつつあります。有料老人ホームの看護師はとても人気で、求人倍率が高いと言われているのが実情です。病棟看護師として働いてきたが激務で体調を崩した、プライベートを充実させるため有料老人ホームへ転職したいという人は少なくありません。
有料老人ホームは、入居者数によって看護師の人数が決められています。入居者が30人までのところなら1人、31人から80人のところなら2人、81人から130人までなら3人です。病院と違って設置人数が少ないので採用人数も少なく、結果として倍率が高くなっています。
看護師のシフトについては、日勤のみの施設もあれば夜勤も行わなければならないなどさまざまです。しかし、夜勤があった場合でも急性期病院のようにバタバタすることはそれほど多くなく、回数も少ないことから体力面は楽に感じられることも珍しくありません。
また、給料についてはどうでしょうか。有料老人ホームの看護師の平均給料は、360万円から460万円程度となっています。施設を運営している法人や仕事内容によって、当然ながら金額は変わってくるでしょう。そして、実務経験の年数でも年収は変わります。夜勤がある施設なら夜勤手当がつく分給料も高くなりますが、その点においても施設によって差があるのです。夜勤がなくても、交代勤務で働いていた病院時代より多くもらえるケースもあります。